よろずのことに気をつけよ

今日の本は、川瀬 七緒さんの「よろずのことに気をつけよ」です。

題名に惹きつけられて手にとりました。
久々に読む本格ミステリで、面白かったです。
「呪い」がテーマで、薀蓄もたっぷりで飽きずに最後まで読めました。


おっさんにとっては、感情移入できるような人物がいなかったのが
ちょっと残念でした。


呪いや呪術に興味がある人
誰かを強く恨んだことのある人
薀蓄好きの人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆




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theme : 読んだ本。
genre : 本・雑誌

tag : 川瀬七緒

川あかり

今日の本は、葉室 麟 さんの「川あかり」です。


幼いころの体験から、藩で一番の臆病者と言われる藩士・伊東七十郎。
政争に巻き込まれ、刺客の密命を帯びて剣の達人と対決するのだが・・

この七十郎さんがとてもいい。
臆病なくせに、心の芯には誰にも負けない勇気を持っています。
身に付けた技を使えば勝てるかもしれない。
でも、卑怯なまねをするくらいなら、殺された方がまし。
震えるくらい怖いのに、自分の生き方を全うする。
命を賭けた場面で、こういう選択ができる人間になりたい・・
と思いますが、無理なのもわかっています。
でも、こういう勇気のある人間を素敵だと思い、応援できる人間には
なれるのではないでしょうか。


葉室麟さんの小説には、たくさんの魅力的な人物がいますが
私には、この七十郎くんがピカ一です。

読んでよかった、と思える小説に出会えるのは素敵なことですね。


不器用な生き方に悩んでいる人
遠回りをしても自分を大切に生きている人
臆病だけど勇気を持てるようになりたい人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆☆



tag : 葉室麟 剣士

日輪の遺産

今日の本は、浅田 次郎さんの「日輪の遺産 」です。


時代は対米戦争末期。
フィリピン攻略の際手に入れたマッカーサーの秘密資金を
降伏後の復興資産として隠すべく、秘密裡に作戦行動を起こす日本軍。
その資産を探しだし、取り戻そうと画策するマッカーサー。
それぞれの人物が、それぞれの思惑を胸に、終戦日前後の暑い夏を生き抜く。
そして、どうしようなく悲劇的な事件が発生する・・

1945年の8月、日本という国がどういう状況にあったのか。
市井の人々はどのように生活していたのか。
浅田次郎さんの筆力によって見事に再現されています。

真冬に読んだのですが・・暑かった。


終戦について興味のある人
マッカーサーに興味のある人
8月が好きな人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆☆




tag : 浅田次郎 終戦 軍人

隠し剣秋風抄

今日の本は、藤沢 周平さんの「隠し剣秋風抄 」です。


架空の小藩で、架空の剣士が主人公の物語が九篇。
どれもこれもよくできています。
「よくできている」というとなんだかエラそうですが、
スッと読んでも、しっかりと意味がわかる。
登場人物が誰が誰だかハッキリわかる。
いわば「読み易い」短編集です。
読みやすいのだけれど、もう一度読んでみたくなる。
そんな小説です。

「藤沢周平」の小説って、オジサンが読むものだと思ってました。
なんて考えてたら、自分がしっかりオジサンになったのだと認識しました。
年を取るのも、そんなに悪いことではないですね。



「盲目剣谺返し」(キムタクの武士の一分です)も入っています。
映画を観たときよりも、後味スッキリでいい気分になれました。




おじさんになった人
剣士ものが好きな人
静かにいい小説を読みたい人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆☆





tag : 藤沢周平 剣士 短編

歌舞伎町セブン

今日の本は、誉田 哲也さんの「歌舞伎町セブン 」です。


「ジウ」の続編です。
・・といったものの、「ジウ」を読んでいません。
読む順番間違えましたね。
図書館で本を借りると、よくこういうことが起こります。

「ジウ」の事件の続編ですが、この本から読んでも面白かったです。
ハードボイルドっぽくて、主人公や街の雰囲気が好きです。
もともと続編を作るつもりだったかのような作品です。

最後はちと走りすぎ?
と思うところはありましたが、一気読みの面白さです。




私的制裁を加えたい人がいる人
混沌とした街が好きな人
必殺仕事人が好きな人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆





theme : 読んだ本。
genre : 本・雑誌

tag : 誉田哲也 警察小説

孤闘―立花宗茂

今日の本は、上田 秀人さんの「孤闘―立花宗茂 」です。

立花宗茂、恥ずかしながら名前だけ聞いたことがある・・
という程度しか知らずに読み始めました。
他の作者の「宗茂」を知らないため、ずんずん引き込まれるように
一気読みしてしまいました。

養父や誾千代さんとのお話は異論がありそうな感じですが
関ケ原以降の身の振り方が潔くて好きです。




時代に逆らって生きている人
夫(妻)とうまくいっていない人
自分を信じて生きてみたい人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆





tag : 立花宗茂 上田秀人

闘鬼 斎藤一

今日の本は、吉川 永青さんの「闘鬼 斎藤一 」です。

浅田次郎さんの斉藤一もいいですが、
吉川永青さんの斉藤一も好きになりました。

新撰組って、いくつになっても惹かれます。
なぜなんでしょう。
そういう人生に対する「あこがれ」のようなものがあるからでしょうか。
それとも「おそれ」のようなものがあるからでしょうか。

そんな小難しいことはうっちゃっといても、この斉藤一くんはいいです。

明治に入ってからの人生の方が長いって、
どんな感じだったんでしょう・・



新撰組が好きな人
潔く生きる人が好きな人
踏み出す一歩を迷っている人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆☆







tag : 新撰組

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