奇跡の人の日

今日は奇跡の人の日です。

アメリカの社会福祉事業家、ヘレン・ケラーの1880年の誕生日。
生後19箇月で猩紅熱の為に目・耳・口が不自由になったが、家庭教師アン・サリバンの厳格かつ献身的な教育によって読み書きを覚えて大学を卒業し、「奇跡の人」と呼ばれた。以後、世界各地で講演して盲唖者・身体障害者を励ます福祉活動に献身した。
・・・だそうです。

奇跡の人と言えば、そのまま
真保 裕一さんの「奇跡の人」です。

内容
31歳の相馬克己は、交通事故で一度は脳死判定をされかかりながら命をとりとめ、他の入院患者から「奇跡の人」と呼ばれている。しかし彼は事故以前の記憶を全く失っていた。8年間のリハビリ生活を終えて退院し、亡き母の残した家にひとり帰った克己は、消えた過去を探す旅へと出る。そこで待ち受けていたのは残酷な事実だったのだが…。静かな感動を生む「自分探し」ミステリー。


真保 裕一さんの作品の中では、異質な感じのする内容です。
記憶喪失者の話で、記憶を失った後(現在の自分)が
記憶を失う前(過去の自分)を探すストーリーです。
現在の自分が前向きで、誠実で応援したくなる人物なのですが
過去の自分はそうではなくて・・と。

好ましくない自分の過去を探り出す後半部分は、読むのがツライ
ところもありました。
読後感はスッキリしませんが、いろいろ考えさせられる本です。


記憶というものに興味のある人
消し去りたい過去がある人
におすすめです。

オススメ度
☆☆☆

奇跡の人 (新潮文庫)奇跡の人 (新潮文庫)
(2000/01)
真保 裕一

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救癩の日

今日は救癩の日です。

1931(昭和6)年~1963(昭和38)年、らい病(ハンセン病)の予防と患者の救済に深い関心をよせていた大正天皇の后・貞明皇后の誕生日。
1964(昭和39)年から「ハンセン病を正しく理解する週間」となった。
・・・だそうです。

今日の本は「名将 大谷刑部」です。

内容
賎ヶ岳の「七本槍」に乗り遅れ、豊臣政権の下で心ならずも官僚派武将の道を歩んでいた大谷刑部は、将来を嘱望されながら突然病に冒される。秀吉の死後、待っていたのは天下分け目の関ヶ原。大谷刑部は光を失った目で、西軍の一方の旗頭として家康の大軍と勝敗を決する戦場に赴いた。豊臣家への忠節、盟友・石田三成への義、そして自らの武断派への夢を賭けた最後の戦がついに幕を開ける。


大谷吉継関連で読んだ本はこれだけです。
秀吉の茶会に出た際の、石田三成のエピソードが印象的でした。
自分が三成だった場合、彼のような行動に出られるか。。
無理なような気がします。

吉継と嫁さんの話は、フィクションのようですが、余分であった気がします。
他の部分とは異質な感じです。。


他に吉継関連の本でいいのがあれば教えてください。


大谷吉継に興味のある人
石田三成に興味のある人
におすすめです。

オススメ度
☆☆


名将 大谷刑部 (新潮文庫)名将 大谷刑部 (新潮文庫)
(2004/09)
南原 幹雄

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1931年6月20日

1931年6月20日フーバー米大統領が、第一次大戦によるドイツの賠償金の支払いの1年猶予(モラトリアム)を宣言

・・いわゆる、「フーバー・モラトリアム」です。

「モラトリアム」という言葉を聞くと
栗本薫さんの「僕らの時代」を思い出します。
この小説の中で、主人公たちが、大学を就職するまでの
「モラトリアム期間」というふうに表現していたから・・
でしょうか。


内容
栗本薫は22歳、某マンモス私大の3年生。アルバイト先のTV局内で発生した女子高生連続殺人事件を、ロック・バンド仲間の信とヤスヒコと解決しようと挑む―。当時の若者たちの感覚や思考を背景に、凝った構成と若々しい文体によって、シラケ世代とミーハー族の心の断面をえぐった江戸川乱歩賞受賞作。


一時期、栗本薫作品ばかりを読んでいたことがあります。
活字中毒っぽく、本屋にたくさん並んでいる作家の本を
読んでいた時期です。
一気読みし、シリーズ三部作も全部読みました。
まずまず面白い作品だったと思います。
「モラトリアム」という言葉以外は覚えていませんが。。


学生運動後のの若者文化に興味のある人に
栗本薫さんの作品に興味のある人に
おすすめです。

オススメ度
☆☆

ぼくらの時代 (講談社文庫)ぼくらの時代 (講談社文庫)
(2007/12)
栗本 薫

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1587年6月19日

1587年6月19日 豊臣秀吉がキリシタン禁令を出す

キリシタンと言えば、遠藤周作の「沈黙」です。

内容
キリシタン迫害史を背景とする緊迫のドラマの中に、神の存在を問い、信仰の根源を衝いて、西洋と日本の思想的対立を鋭くえぐり出す長編小説。谷崎潤一郎賞、ピエトロザク賞受賞。

非常に重い本です。
でも、一気読みしてしまいました。
「このような酷い状況のなかで、神はなぜ、沈黙しているのか?」
神や仏といったものを信仰している人にとっては永遠のテーマでしょうか。
私は、そういったものは信じていない反面、目に見えない大きなものに
すがりたくなるときもあります。
信仰とは何か、について深く考えさせられる本です。
また、「日本人」の宗教観についても考えされられます。
読み応えはありますが、読後は非常に疲れます。
時間のあるとき、体力のあるときにどうぞ。

信仰について考えたい人
日本人の信仰について興味のある人
におすすめです。
☆☆☆☆☆


沈黙 (新潮文庫)沈黙 (新潮文庫)
(1981/10)
遠藤 周作

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家庭裁判所創立記念日

今日は家庭裁判所創立記念日です。

1949(昭和24)年6月16日、家庭裁判所が創設された。
家庭裁判所では、「家庭に平和を、少年に希望を」の理念に基づき、主に夫婦関係や親子関係の家事事件の調停・裁判、未成年者の事件の審判、児童の福祉を害する成人犯罪についての裁判等が行われる。
・・だそうです。

ということで、今日の本は「家栽の人」です。


内容
植物を愛するように人を育てる異色の家庭裁判所判事・桑田義雄。現代の人々の愛と孤独を優しく描く都会派森林浴ドラマ。
父親が高裁の長官であり、自身も将来を嘱望される身であるにも関わらず、“家裁”にこだわり栄転を拒否したことのある桑田。そして、暇さえあれば裁判所の周囲の植物に会いに出かけたり、世話をしたりする彼を変人と言う者もいる。


警察官や弁護士、検事などが描かれている作品は多いと思いますが
裁判官、しかも家庭裁判所の裁判官が中心となる作品は、これしか
よんだことがありません。たぶんですが・・・

「大岡越前」のような、派手さはないですが、ひとつひとつの事件、
一人一人の人物がしっかり描かれていて、読み応えのある作品です。
これを読んで、一時期裁判官にあこがれた時期がありました。
司法試験など知らないころでしたが。。

ちなみに、題名は「家裁の人」ではなく「家栽の人」です。


裁判官に興味のある人
少年事件の裁判に興味のある人
におすすめです。

オススメ度
☆☆☆☆



家栽の人 (1) (ビッグコミックス)家栽の人 (1) (ビッグコミックス)
(1988/12)
毛利 甚八 魚戸 おさむ

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1864年6月5日

1864年6月5日
池田屋騒動。新選組が京都三條小橋の旅宿・池田屋に集まっていた尊皇譲夷派の志士を襲撃。2時間の斬り合いで志士7人を殺害、23人を捕らえる
・・だそうです。


新撰組と言えば、何と言っても
司馬遼太郎の「燃えよ剣」ですね。


内容
幕末の日本で、敵からも味方からも最も恐れられたのがこの男。
幕末の動乱期を、新選組副長として剣に生き、剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑なな生涯。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、自身も思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。人気抜群、司馬遼太郎の“幕末もの”の頂点をなす長編。


文句なしに面白いです。何度も読み返しました。
史実と違う場面があろうがなかろうが、この面白さの前では
どうでもよくなってしまいます。
・・ちと、表現が大げさになってしまいました。
一時期、幕末本を読みあさったのは、この本がきっかけでした。

蛇足ですが、司馬作品の沖田総司が、私は一番好きです。


幕末本を読まず嫌いの人に
司馬作品を読まず嫌いの人に
おすすめです。

オススメ度
☆☆☆☆☆


燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)
(1972/05)
司馬 遼太郎

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裏切りの日

今日は裏切りの日です。

1582(天正10)年6月2日、本能寺で織田信長が明智光秀に裏切られて攻められ、本能寺で自害した。
中国の毛利攻めに難儀している羽柴秀吉の応援を命じられた明知光秀は、進軍の途中で道を変更し、本能寺の織田信長を襲った。襲撃を知った信長は近侍の森蘭丸に誰の襲撃か尋ね、光秀と聴くと「是非もなし」と応えて自害したと、『信長公記』に伝えられている。
・・だそうです。


本能寺の変と言えば、信長。
その信長の描き方が印象的だったのが
長部 日出雄さんの「まだ見ぬ故郷」です。


内容
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康―三人の天下人と対決したキリシタン大名高山右近の波瀾にみちた生涯を追って、これまでにない新鮮な戦国史像を浮かび上がらせ、風波の激しい荒海においてもつねに一定の方向を示す心のコンパソ(羅針盤)とは何なのか、彼が目ざした魂の故郷とはいったいどういうものであったのかを描出し、国際化の時代を生きる現代人の指針ともなる畢生の力作。


高山右近と言うと、ちょっとマイナーな戦国大名ですね。
実際私もこの本を読むまでは、キリシタンだったことすら
知りませんでした。
テレビか何かで紹介されていたと思うのですが、出版当初に
どうしても読みたくなり、大枚をはたいてハードカバーで購入
したのを覚えています。
高山右近の武将としての才能や生き方に惹かれたのは確か
ですが、読後の印象としては、荒木村重が信長と対立した場面
の方がインパクトが強く、記憶に残っています。
大枚をはたいた甲斐があった本だと思います。


歴史好きの人に
高山右近ファンの人に
おすすめです。


オススメ度
☆☆☆☆



まだ見ぬ故郷〈上〉―高山右近の生涯 (新潮文庫)まだ見ぬ故郷〈上〉―高山右近の生涯 (新潮文庫)
(2002/09)
長部 日出雄

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