「怒り」

今日の本は、吉田修一さんの「怒り」です。

冒頭で語られる凄惨な殺人劇。
その犯人と思われる人物が逃亡。
その逃亡先は?
房総の港町で暮らす愛子。
東京で広告の仕事をする優馬。
沖縄の離島へ引越した泉。
三人の目の前に現れた男のいずれかが犯人なのか。
という感じのサスペンス風の物語です。



新聞広告につられて内容もよく知らないのに手に取りました。
引き込まれるようにグイグイ読んでしまいました。
ただ、イマイチ人物への感情移入がしにくかったです。
面白いけど夢中で読めない、って感じの違和感が残る物語でした。





信じることの難しさを味わっている人
秘密を抱えて生きている人
愛する人への疑いを持っている人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆





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genre : 本・雑誌

tag : 吉田修一

チェインドッグ

今日の本は、櫛木理宇さんの「チェインドッグ 」です。


鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也に届いた一通の手紙。
それは稀代の連続殺人犯・榛村大和からのものだった・・

最初っから好きになれないウダウダ学生の筧井雅也くん。
相当ヒネクレていて、こんなやつとは友達になりたくない人です。
そんな雅也くんのもとに連続殺人犯から手紙が届く。
内容は、連続殺人の最後の1件の真犯人を見つけてくれ、というもの。
狂気のシリアルキラー・榛村大和と接するうちに、雅也くんが本来の姿を
取り戻していき・・

怖い怖い小説です。
人間本来の姿って?
自分は自分が思っているような自分なのか?
自分の意思だと思っていたものが誰かに操られているとしたら?

いろいろ勝手に考えさせられて、怖い気分になりました。
榛村大和、宮部みゆきさんの「模倣犯」に出てくるピースを
思い出させてくれました。

サイコパスって、怖いけど近づきたくなりますね。
レクター博士なんかは怖すぎですけど。



サイコパスに興味がある人
心理学に興味がある人
怖い話が好きな人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆






tag : シリアルキラー サイコパス

四日間の奇蹟

今日の本は、浅倉 卓弥さんの「四日間の奇蹟」です。


第1回(2002年) 『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品
・・だそうです。

脳に障害(?)を負った少女と指をケガしたピアニストが織りなすファンタジーです。
「ミステリ」ではないような気がしますが、大賞受賞作です。
ラストシーンが印象的ですが、後から振り返って色々思い出してしまう、
といったタイプの小説でした。
正直ちょっとひきずってしまうところもありました。

音楽のことも脳のことも介護が必要な人のことも、何ひとつ知りませんでしたが
最後まで面白く読めました。
ひとつひとつの説明が長かったようですが、苦にはならないような気がしました。

一生懸命生きる人がいい思いをする
努力する人が報われる
そんな世の中であったらいいのに、唐突ですがそう思いました。


クラッシック音楽が好きな人
ピアノが好きな人
悪い人が出てこない小説が好きな人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆




tag : 浅倉卓弥

よろずのことに気をつけよ

今日の本は、川瀬 七緒さんの「よろずのことに気をつけよ」です。

題名に惹きつけられて手にとりました。
久々に読む本格ミステリで、面白かったです。
「呪い」がテーマで、薀蓄もたっぷりで飽きずに最後まで読めました。


おっさんにとっては、感情移入できるような人物がいなかったのが
ちょっと残念でした。


呪いや呪術に興味がある人
誰かを強く恨んだことのある人
薀蓄好きの人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆




theme : 読んだ本。
genre : 本・雑誌

tag : 川瀬七緒

歌舞伎町セブン

今日の本は、誉田 哲也さんの「歌舞伎町セブン 」です。


「ジウ」の続編です。
・・といったものの、「ジウ」を読んでいません。
読む順番間違えましたね。
図書館で本を借りると、よくこういうことが起こります。

「ジウ」の事件の続編ですが、この本から読んでも面白かったです。
ハードボイルドっぽくて、主人公や街の雰囲気が好きです。
もともと続編を作るつもりだったかのような作品です。

最後はちと走りすぎ?
と思うところはありましたが、一気読みの面白さです。




私的制裁を加えたい人がいる人
混沌とした街が好きな人
必殺仕事人が好きな人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆





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genre : 本・雑誌

tag : 誉田哲也 警察小説

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