「ツナグ」

今日の本は、辻村深月さんの「ツナグ」です。

あの人とどうしてももう一度会いたい、と願う人はいますか。
そんな生者と死者を繋ぐ役割を担う人「使者(ツナグ)」
生きている人にも亡くなった人にも人生がある。
死者に会いたいと願った4人と使者の物語。

亡くなった人と会えるなら・・自分でも考えました。
生涯で一度きり、そんな選択を行使したいと思う人は今のところいません。
そういう人がいない、ということが幸せなのか不幸なのか。

死者に会いたいと願う4人の物語の連作ですが、
それぞれ人物像と願う理由が異なります。
設定が秀逸で、切なくなる話ばかり。
感情移入しすぎてしまって、少々後に残りそうな小説でした。


ちょっと心を揺さぶられたい人
亡くなってしまった会いたい人がいる人
大きな後悔を抱えて生きている人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆☆




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theme : 読んだ本。
genre : 本・雑誌

tag : 辻村深月

「なぎさホテル」

今日の本は、伊集院静さんの「なぎさホテル」です。

逗子なぎさホテルを舞台に綴った著者の自伝的随想。

「お金なんか気にしなくていいから」
ふらりと立ち寄った海辺の町での奇跡のような出会い。
著者が過ごしたなぎさホテルでの日々を綴った回想文です。
暖かい人々に触れ、苦悩する若者が大人へと少しずつ変化していく日々。
映画のような、小説のような日々の暮らし。
うらやましいような、自分では体験したくはないような。。

なんだか夢のような日々です。
誰にでもある輝かしい黄金時代を、そして二度と繰り返したくない苦悩の日々を。
そんな頃を思い出させてくれるお話です。



人生に迷っている人
懐かしき日々を振り返りたい人
忘れたい過去に苦悶している人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆☆





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genre : 本・雑誌

tag : 伊集院静

「陸王」

今日の本は、池井戸潤さんの「陸王」です。

百年続く老舗の足袋メーカー。
老舗ながら従業員20名ほどの零細企業。
生活様式の変化により年々市場が小さくなる足袋業界。
毎月の資金繰りにも悩まされ、銀行にも見下げられる現状。
四代目の社長がジリ貧の業績を打破すべく新規事業に乗り出すのだが。。


期待を裏切らなず、スカッとするお話です。
中小企業の経営者が、大企業や銀行相手に立ち向かう。
次から次へ襲い掛かる困難も知恵と勇気で解決。
ものづくりにかける情熱とプライド、こういう話好きなんです。
プロジェクトXみたいで、今の時代には受けなさそうな話ですが
売れているところを見るとそうでもなさそうです。
こういうストーリーが売れる日本に生まれてよかったです。

ヘタうつとブラック企業って言われそうな会社ですけど。


仕事にプライドを持って打ち込んでいる人
仕事にプライドを持てない人
中小零細企業で働いている人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆☆






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genre : 本・雑誌

tag : 池井戸潤

「怒り」

今日の本は、吉田修一さんの「怒り」です。

冒頭で語られる凄惨な殺人劇。
その犯人と思われる人物が逃亡。
その逃亡先は?
房総の港町で暮らす愛子。
東京で広告の仕事をする優馬。
沖縄の離島へ引越した泉。
三人の目の前に現れた男のいずれかが犯人なのか。
という感じのサスペンス風の物語です。



新聞広告につられて内容もよく知らないのに手に取りました。
引き込まれるようにグイグイ読んでしまいました。
ただ、イマイチ人物への感情移入がしにくかったです。
面白いけど夢中で読めない、って感じの違和感が残る物語でした。





信じることの難しさを味わっている人
秘密を抱えて生きている人
愛する人への疑いを持っている人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆





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genre : 本・雑誌

tag : 吉田修一

「悩むが花」

今日の本は、伊集院静さんの「悩むが花」です。

最近何かと話題の週刊文春で連載中の人生相談コーナーです。
子供から大人まであらゆる悩みに答えています。
悩みに答える形式で、伊集院静さんの哲学や生き方などが垣間見えてきます。
真剣に答えるときも、テキトーに答えるときもユーモアがあって面白いです。

たまには小説ではなくて、こんなエッセイ(?)も。


骨折して通っている病院に置いてある週刊文春。
毎回このコーナーを楽しみに読んでいたので、手にとってみました。
伊集院静さんのような大人って、なんかいいですね。



大人の生き方に憧れる人
人生を割り切って生きていきたい人
生き方に悩んでいる人
にオススメです。



オススメ度
☆☆☆☆☆




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genre : 本・雑誌

tag : 伊集院静

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